トレーダーは売買注文で参加の意思表示をします。トレーダーが証券CFDの価値が上昇すると考える時は、証券CFDを買います。証券CFDの価値が下落すると考える時は、空売りをします。これら利益を追求するトレーダーの行動がチャート上で価格パターンを形成することが多いのです。
値動きのパターンは、トレーダーが様々な価格帯で何を考え、感じているのかを示すチャートの形です。さまざまな値動きのパターンの識別方法を学ぶことにより、ファンダメンタルズまたはテクニカル指標しか使っていないトレーダーより有利な立場に立つことができます。
価格が急に動き出す時の開始時点を正確に識別する能力、価格が動き始めてからどこまで変動するのかを正確に予測する能力があると考えてください。価値動きのパターンを知ることによってこの能力を高めることができます。
トレーダーは絶えず「このトレンドは続くだろうか?」と自問しています。トレンドが続いている途中で、新しい取引を始めるべきかどうか、または現在行っているトレードを終了(エグジット)し、利益を取るかどうかを決めるのは難しいものです。2つの通貨の間の為替相場が反転し、反対方向に動き始めるかどうかを知ることは決してできません。しかし、経験学習による推測を行うことはできるのでしょうか?
継続(保ち合い)パターンは、価格の変動がいつ、短期の調整局面の後でトレンドを再開するかという前もったサインを与え、どの程度この方向に変動しそうかを知らせてくれます。 もちろん、継続(保ち合い)パターンは絶対確実ではありませんが、成功する公算を大きくしてくれます。少し時間をかけて、以下の価格の継続(保ち合い)パターンに慣れてください。
ペナント(三角旗型保ち合い)
ペナントとは、価格の変動が次第に値動きの幅が極めて小さい調整局面に入る時に、ポールにくくりつけた旗がたなびいているかのように、三角形に囲まれたような形状になる継続(保ち合いの)パターンのことです。ペナントは、形成され始める前のトレンドがどうであったかに応じて強気または弱気になります。これまでのトレンドが、ペナントが形成され始める前に上向き傾向だった時は、強気の継続パターンです。また、これまでのトレンドが、ペナントが形成され始める前に下向き傾向だった時は、弱気の継続パターンです。ペナントは通常、短期間形成されます。ペナントはすべて、次の5つの特性を持っています(図1参照)。
- レジスタンスライン(A)-サポートラインに収斂するレジスタンスの下向き傾向のライン
- サポートライン(B)-レジスタンスラインに収斂するサポートの上向き傾向のライン
- フラッグポール(C)-ペナント形成に先行するトレンドです。上向き傾向のペナントの場合は、フラッグポールはトレンドの初めからペナントの最高点まで延びています。
または、下向き傾向のペナントの場合は、トレンドの初めからペナントの最低点まで延びています。
- ブレークアウトポイント(D)-上向き傾向のペナントの場合は、値動きがレジスタンスの下向き傾向のラインを上抜ける点、または下向き傾向のペナントの場合は、サポートの上向き傾向のラインを下抜ける点です。
- 価格予想(E)-下向き傾向のペナントの場合は、ペナント形から抜け出た後で、そこまで下落すると予想される価格。または、上向き傾向のペナントの場合は、ペナント形から抜け出た後で、そこまで上昇する予想される価格。株式や証券CFDの価格が動くと予測される幅は、フラッグポールの高さに相当します。
フラッグ(フラッグ型保ち合い)
フラッグとは、値動きが、2本の平行線に挟まれたように見えるチャネルで、優勢なトレンドから後退する時に形成される、フラッグのように見える継続(保ち合いの)パターンのことです。
フラッグは、形成され始める前のトレンドがどうであったかに応じて、強気または弱気になります。
フラッグが形成される前に上向き傾向だった時は、強気の継続パターンです。また、フラッグが形成される前に下向き傾向を示していた時は、弱気の継続パターンです。フラッグは普通、短期間形成されます。フラッグはすべて、次の5つの特性を持っています(図2参照)。
- レジスタンスライン(A)-上向き傾向のフラッグの場合、サポートラインと平行なレジスタンス(反落時の高値)の下向き傾向のライン。または、下向き傾向のフラッグの場合、サポートラインと平行なレジスタンス(反落時の高値)の上向き傾向のライン。
- サポートライン(B)-上向き傾向のフラッグの場合、レジスタンスラインと平行なサポート(反落時の安値)の下向き傾向のライン。または、下向き傾向のフラッグの場合、レジスタンスラインと平行なサポート(反落時の安値)の上向き傾向のライン。
- フラッグポール(C)-ペナント形成に先行するトレンドです。上向き傾向のフラッグの場合は、フラッグポールはトレンドの初めからフラッグの最高点まで延びています。 または、下向き傾向のフラッグの場合は、トレンドの初めからフラッグの最低点まで延びています。
- ブレークアウトポイント(D)-上向き傾向のフラッグの場合は、値動きがレジスタンスの下向き傾向のラインの上で上へ折れ曲がる点です。または、下向き傾向のフラッグの場合は、サポートの上向き傾向のラインの下で、下へ折れ曲がる点です。
- 価格予想(E)-下向き傾向のフラッグの場合は、値動きがフラッグ形から抜け出た後で、そこまで下落すると予想される価格。または、上向き傾向のフラッグの場合は、フラッグ形から抜け出た後で、そこまで上昇する予想される価格。株式や証券CFDの価格が動くと予測される幅は、フラッグポールの高さに相当します。
ウエッジ(くさび型保ち合い)
ウエッジは、株式または証券CFDの価格が、優勢なトレンドから後退して次第に値動きの幅が極めて小さい調整局面に入る時に、くさび型のように見える継続(保ち合い)パターンです。ウエッジは、形成され始める前のトレンドがどうであったかに応じて強気または弱気になります。株式または証券CFDが、ウエッジが形成され始める前に上向き傾向だった時は、強気の継続パターンです。株式または証券CFDが、ウエッジが形成され始める前に下向き傾向だった時は、弱気の継続パターンです。ウエッジは通常、短期間形成されます。
ウエッジはすべて、次の5つの特性を持っています(図3参照)。
- レジスタンスライン(A)-上向き傾向のウエッジの場合は、サポートラインに収斂するレジスタンスの下向き傾向のライン。または、下向き傾向のウエッジの場合は、サポートラインに収斂する上向き傾向のライン。
- サポートライン(B)-上向き傾向のウェッジの場合、レジスタンスラインに収斂するサポート(反落時の安値)の下向き傾向のライン。または、下向き傾向のウェッジの場合、レジスタンスラインに収斂するサポートの上向き傾向のライン。
- フラッグポール(C)-ウエッジ形成に先行するトレンドです。上向き傾向のウェッジの場合、フラッグポールはトレンドの初めからウエッジの最高点まで延びています。または、下向き傾向のウェッジの場合、トレンドの初めからウエッジの最低点まで延びています。
- ブレークアウトポイント(D)-上向き傾向のウェッジの場合、値動きがレジスタンスの下向き傾向のラインの上抜ける点です。または、下向き傾向のウェッジの場合、サポートの上向き傾向のラインの下で、下抜ける点です。
- 価格予測(E)-下向き傾向のウェッジの場合、値動きがウエッジ形から抜け出た後で、そこまで下落する予想される価格。または、上向き傾向のウェッジの場合、ウエッジ形から抜け出た後でそこまで上昇する予想される価格。株式または証券CFDの価格が動くと予測される幅は、フラッグポールの高さに相当します。
トライアングル(三角形型保ち合い)
トライアングルとは、価格の変動がサポートまたはレジスタンスの水平ラインに達して、次第に値動きの幅が極めて小さい調整局面に入る時に、三角形に囲まれたような形状になる継続(保ち合い)パターンです。 トライアングルは、形成され始める前のトレンドがどうであったかに応じて強気または弱気になります。トレンドが、トライアングルが形成され始める前に上向き傾向だった時は、強気の継続パターンです。トレンドが、トライアングルが形成され始める前に下向き傾向だった時は、弱気の継続パターンです。トライアングルは通常、長期にわたって形成されます。
トライアングルはすべて、次の5つの特性を持っています(図4参照)。
- レジスタンスライン(A)-上向き傾向のトライアングルの場合、レジスタンスの水平なライン。または、下向き傾向のトライアングルの場合、サポートラインに収斂するレジスタンスの下向き傾向のライン。
- サポートライン(B)-上向き傾向のトライアングルの場合、レジスタンスラインに収斂するサポートの上向き傾向のライン。または、下向き傾向のトライアングルの場合、サポートの水平ライン。
- フラッグポール(C)-トライアングル形成に先行するトレンドです。上向き傾向のトライアングルの場合、フラッグポールはトレンドの初めからトライアングルの最高点まで延びています。または、下向き傾向のトライアングルの場合、トレンドの初めからトライアングルの最低点まで延びています。
- ブレークアウトポイント(D)-上向き傾向のトライアングルの場合、値動きがレジスタンスの水平ラインの上で上抜ける点。または、下向き傾向のトライアングルの場合、サポートの水平ラインの下で、下抜ける点です。
- 価格予想(E)-下向き傾向のトライアングルの場合は、トライアングルから抜け出た後で、そこまで下落すると予想される価格。または、上向き傾向のトライアングルの場合は、トライアングルから抜け出た後で、そこまで上昇する予想される価格。株式や証券CFDの価格が動くと予測される幅は、フラッグポールの高さに相当します。
トレーダーは絶えず、「このトレンドは続くだろうか?」と自問しています。あるトレンドが終わり、以前のトレンドに逆行したトレードをする時期になったかどうか判断するのは困難です。トレンドが反転し、反対方向に動き始めるかどうかを知ることは決してできません。しかし、経験による推測を行うことはできます。
反転パターンは、いつトレンドが反転し、新しいトレンドが始まるかどうか、またどの程度、反対方向へ変動しそうかという前もったサインを与えてくれます。もちろん、反転パターン絶対確実ではありませんが、成功する公算を大きくしてくれます。少し時間をかけて、以下の価格反転パターンに慣れてください。
ダブルトップ(二重天井)/ダブルボトム(二重底)
ダブルトップ(二重天井)/ダブルボトム(二重底)とは、値動きが反転し、反対方向へ動く前に株式や証券CFDの価格がサポートラインまたはレジスタンスラインに2回当たる時に形成される反転パターンのことです。ダブルトップは弱気の反転パターンで、ダブルボトムは強気の反転パターンです。これまでのトレンドが上向き傾向の時は、ダブルトップを形成します。下向き傾向の時は、ダブルボトムを形成します。ダブルトップ/ボトムは通常、長期にわたって形成されます。 ダブルトップ/ボトムはすべて、次の4つの特性を持っています(図5参照)。
- レジスタンスライン(A)-水平な、またはわずかに角度の付いた、レジスタンス(上昇時の高値)のライン(水準線)
- サポートライン(B)-水平な、またはわずかに角度の付いた、サポート(反落時の安値)のライン
- ブレークアウトポイント(C)-(ダブルボトムの場合)値動きがレジスタンスの水平なラインを上に抜ける点、または、(ダブルトップの場合)サポートの水平なラインを下に抜ける点です。
- 価格予想(D)-株式や証券CFDの価格がダブルトップ形から抜け出た後でそこまで下落すると予想される価格、またはダブルボトム形から抜け出た後でそこまで上昇すると予想される価格。株式または証券CFDが動くと予測される幅は、サポートラインとレジスタンスラインの間の幅に相当します。
トリプルトップ/トリプルボトム
トリプルトップ/トリプルボトムは、株式や証券CFDの値動きが反転し、反対方向へ動く前にサポートラインまたはレジスタンスラインに3回当たる時に形成される反転パターンです。トリプルトップは弱気の反転パターンで、トリプルボトムは強気の反転パターンです。これまでのトレンドが上向き傾向の時は、トリプルトップを形成します。下向き傾向の時は、トリプルボトムを形成します。トリプルトップ/ボトムの形成は通常、長期間です。トリプルトップ/ボトムはすべて、次の4つの特性を持っています(図6参照)。
- レジスタンスライン(A)-水平な、またはわずかに角度の付いた、レジスタンス(上昇時の高値)のライン(水準線)
- サポートライン(B)-水平な、またはわずかに角度の付いた、サポート(反落時の安値)のライン
- ブレークアウトポイント(C)(トリプルボトムの場合)値動きがレジスタンスの水平なラインを上に抜ける点、または、(トリプルトップの場合)サポートの水平なラインを下に抜ける点です。
- 価格予想(D)-値動きがトリプルトップ形から抜け出た後でそこまで下落すると予想される価格、またはトリプルボトム形から抜け出た後でそこまで上昇すると予想される価格。株式や証券CFDの価格が動くと予測される幅は、サポートラインとレジスタンスラインの間の幅に相当します。
三尊型(ヘッド・アンド・ショルダー・トップ)/逆三尊型(ヘッド・アンド・ショルダー・ボトム)
三尊型は、値動きがレジスタンスラインに当たり(第一のショルダーを形成)、それから第一のレジスタンスラインを突破し、より高いレジスタンスラインに当たり(ヘッドを形成)、それから再び第一のレジスタンスラインに当たる(第二のショルダーを形成)時に形成される反転パターンです。
逆三尊型は、値動きがサポートラインに当たり(第一のショルダーを形成)、それから第一のサポートラインを突破し、より低いサポートラインに当たり(ヘッドを形成)、それから再び第一のサポートラインに当たる(第二のショルダーを形成)時に形成される反転パターンです。
三尊型は、弱気の反転パターンで、逆三尊型は強気の反転パターンです。これまでのトレンドが上向き傾向の時は、三尊型を形成します。下向き傾向の時は、逆三尊型を形成します。三尊型/逆三尊型は通常、長期にわたって形成されます。三尊型/逆三尊型はすべて、次の6つの特性を持っています(図7参照)。
- レフトショルダー(A)-水平な、またはわずかに角度の付いた、レジスタンスのライン(三尊型)、または水平な、またはわずかに角度の付いた、サポートのライン(逆三尊型)。
- ヘッド(B)-より高い水平な、またはわずかに角度の付いた、レジスタンスのライン(三尊型)、またはより低い水平な、またはわずかに角度の付いた、サポートのライン(逆三尊型)。
- ライトショルダー(C)-水平な、またはわずかに角度の付いた、レフトショルダーと同一線上のレジスタンスのライン(三尊型)、または水平な、またはわずかに角度の付いた、レフトショルダーと同一線上のサポートのライン(逆三尊型)。
- ネックライン(D)-水平な、またはわずかに角度の付いた、サポートのライン(三尊型)、または水平な、またはわずかに角度の付いた、レジスタンスのライン(逆三尊型)。
- ブレークアウトポイント(E)-株式またはCFDがネックラインを下に抜ける点(三尊型)、またはネックラインを上に抜ける点(逆三尊型)です。
- 価格予想(F)-値動きが三尊型形から抜け出た後でそこまで下落すると予想される価格、または逆三尊型形から抜け出た後でそこまで上昇と予想される価格。株式や証券CFDの価格が動くと予測される幅は、ヘッドとネックラインの間の幅相当します。