一目均衡表

日本生まれのテクニカル手法である一目均衡表。個人投資家とプロ投資家のどちらにも信頼され、人気のテクニカル分析です。

一目均衡表の基本

一目均衡表は、日本生まれのテクニカル分析です。昭和の初期に一目山人(本名・細田悟一)が約2000人のスタッフを動員して7年の歳月を要して作り上げました。相場は買い方と売り方の均衡が破れることによって変動するという考えがベースとなっています。

一目均衡表の特徴は「時間」に重点をおいて分析を行うところ。まず一目均衡表を構成する5つの要素をおさえておきましょう。

一目均衡表

一目均衡表でチャートを分析する際には、まず基準線から見ていきましょう。
基準線は相場の方向性を示しており、基準線が横ばいの時は方向感がなく、基準線が上昇すると相場は強気に、下降すると弱気に変化していくといわれています。そしてこの基準線の上昇がともわないような上昇は最終的に勢いがなく、短命に終わる傾向があります。

そして、転換線と基準線の2本の線がクロスする時は、注意が必要です。移動平均線でいう、ゴールデンクロス、デットクロスのように、転換線が基準線より上にある時は「買い」シグナル、逆は「売り」シグナルとなります。

また、「先行スパン1」と「先行スパン2」の間に出現するものを「雲」と呼びます。雲は価格の抵抗帯になったり支持帯になったりします。この雲を価格を抜ければ、そのまま、価格は上昇していく可能性が高く、もし抜けることができなければ、そのまま反転し、下落していくことが多いです。

また雲の中で価格が下落している時には、下落の際にもこの雲が支持帯となるが、もし下にそのまま抜けてしまった場合は、相場は下落していってしまう危険性があります。

「遅行スパン」については、ローソク足が先行させた遅行スパン(線)より上にあれば「買い」、逆は「売り」シグナルとなります。

一目均衡表のポイント

一目均衡表の応用

その使いやすさと信頼度の高さから海外の投資家からも注目されている一目均衡表ですが、弱点も存在します。それは保ち合いの相場においてダマシが発生しやすいところです。ダマシとは、偽のシグナルなので信じてトレードしてはいけません。

一目均衡表の弱点

一目均衡表の雲は他の指標とあわせて利用するとダマシに惑わされなくなります。雲を下抜けた場合でも、もしRSIやストキャスティックで売られ過ぎのサインが出ていれば、様子を見るべきです。反対に雲を上抜けても、RSIやストキャスティックが70から80を越えているなら、反転し、価格が下落してしまう可能性もあります。

ただし、ダマシの被害にあっても、そもそも保ち合いの相場では、大きく価格が動かないので、投資家が被る損失は限定されやすいという「デメリットの中のメリット」もあります。そしてトレンドが形成されている場面では一目均衡表のシグナルによって、大きく利益を伸ばすことができる可能性があります。

一目均衡表の賢い使い方
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