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英国経済とポンド-先行きは厳しい

年初からポンドの下落が目立っている。ユーロの下落はギリシャの財政赤字問題によるところが大きいが、ポンドはどうだろうか?

 

GBPJPY 3.11.JPG

GBPUSD 3.11.JPG

 

 

ポンド下落の背景には主に二つの要因があると見ている。

 

1.*財政赤字

もともと金融依存度の高い英国が金融危機で受けたダメージは大きかった。イギリスはリーマンショック以降、積極的な財政出動の結果、財政状況を大幅に悪化させることになり、2009年度の財政赤字はGDPの12%を超え、ギリシャ並みの水準となった。政府の累積債務もGDPの60%以上まで膨らんでおり、IMFの予測だと2010年にはこの数字が80%を超えるとみられている。

GDP成長率も09年の10-12月には+0.3%と小幅のプラス成長となったが、それまでは6四半期マイナスと先進国の中ではもっとも長期のマイナス成長が続いた。このように深刻な政府債務の問題がある。

↓ 失業率の推移と予想

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2.*6月の総選挙

目先の問題視されているのが、6月に行われるイギリスの下院総選挙である。現在、財政政策を争点に、現労働党政権と最大野党である保守党がデッドヒートしている。

↓ イギリス総選挙の争点

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世論調査によると今のところ保守党がリードしているが、最近ではこのリード差が縮小している。

↓ 世論調査の推移

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問題視されているのは、どちらが勝つかではなく、どちらも下院議席の過半数を確保できない場合、思い切った政策が実行できず、政局の運営が上手くいかないリスクである。現在の構成は労働党が 356/646議席、保守党が197/646議席、自由民主党が62/646議席で、労働党が55%と過半数を得ている。

 

歴代の英国首相

1979~1990  マーガレット・サッチャー (保守党)

1990~1997 ジョン・メイジャー    (保守党)

1997~2007 トニー・ブレア      (労働党)

2007~   ゴードン・ブラウン          (労働党)

 

このように二つのマイナス材料を抱えた英国は、当面経済も低成長、ポンドも弱含む展開が続くとみている。

 

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By admin0 on March 11, 2010 10:50 AM
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