シンガポール発!マーケットブログ

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**2010年サクソバンクの大胆予測**

Saxo Bank's Ten Outrageous Predictions 2010

 

この度、毎年メディアで話題となる
サクソバンク「Ten Outrageous Predictions」レポートの
2010年版が発表されました。

レポート名が示す通り、正確性を追求した予測ではなく、
大胆な予測で市場に警鐘を鳴らすべく作成されたレポートです。
是非とも2010年の投資スタンスのご参考までにご覧ください。

 

英語版へのリンクはこちらへ

Outrageous_Predictions_2010.pdf

 

 

2010年サクソバンクの大胆予測 "Ten Outrageous Predictions 2010"

 

1.ドイツ10年債の利回りは2.25%へ低下(現在122.6→133.3)

2.VIX指数は14まで低下(現在22.32)

3.人民元、対米ドルで5%切り下げ(現在6.825)

4.金価格は870ドルまで下落(現在1130ドル)

5.USDJPYは110円へ(現在89円30銭)

6.憤慨する米国市民は新たな第三政党を創設

7.米社会保障信託基金が崩壊

8.砂糖価格、3分の1へ(現在23.33)

9.東証小型株指数が50%上昇(現在888.88)

10.米貿易収支が黒字化

 

 

1) ドイツ10年債の利回りは2.25%へ低下

 

"成長シナリオ"が受け入れられず、デフレ圧力や過剰な金融政策により債券価格は上昇、金利は低下。マクロ環境の悪化でドイツ10年債(ブンズ)は「質への逃避」から年末には133.3まで上昇、結果として金利は2.25%まで低下。

 

 

2) VIX指数は14まで低下 (現在22.32)

 

VIX(恐怖指数)は08年10月より既に低下傾向にあり、常識を逸脱した水準まで取引レンジが縮小、インプライド・ボラティリティーも低下した2005-2006年の状況とますます酷似。同様の環境となればVIX指数は14まで低下。

 

 

3) 人民元、対米ドルで5%切り下げ (現在6.825)

 

不良債権やバブルを回避する中国当局の努力が、投資に牽引された中国の経済成長の妨げ要因となる。又、中国の過剰な生産能力が人民元の切り下げの引き金となる可能性も。

 

 

4) 金価格870ドルまで下落 (現在1130ドル)

 

 

米ドルが再び強含み、直近の金への投機意欲が後退。弊社は長期的に金に対し強気の見方(2014年には1500ドルへ)をしているが、この見方はコンセンサス通りで投資として妙味に欠ける。急な価格修正で870ドルまで下げれば、投機家が振り出され、金も再び長期的な上昇トレンドへ向かう。

 

 

5) USDJPY110円へ (現在89円30銭)

 

米ドルのキャリートレードの巻き戻しから2010年には米ドルが強含み、一方で財政赤字や高齢化社会の問題を反映し日本円が弱含む。

 

 

6) 憤慨する米国市民は新たな第三政党を創設

 

米政府が行った金融危機への対応や様々な政策への不満から2010年後半には新たな第三政党を創設。米国の選挙制度は元来2大政党制を好むが、真の変革を求め、新政党を発足。

 

 

7) 米社会保障信託基金が崩壊

 

現実的にはその方向に向かっている為、実は大胆な予測とは言い難い。2010年はこうした問題が浮き彫りとなり、資金不足は税金の引き上げや輪転機を回すことで対応。

 

 

8) 砂糖価格3分の1へ (現在23.33)

 

現在、砂糖価格は異常気象によりサポートされている。フォワード・カーブは既に2011年以降に価格の大きな下落余地を示している。気象環境が正常化すれば2010年の砂糖はコモディティー投資としての魅力が後退。更にエタノール価格の上昇でブラジルと米国ではエタノールのシェアが縮小、結果として砂糖需要も低下。

 

 

9) 東証Small指数が50%上昇 (現在888.88)

 

日本の小型株は不振で小型株指数は日経平均のパフォーマンスを下回っているが、ファンダメンタルズはむしろ大型株よりしっかりしている。PBRが0.77と1を下回り、金融セクターへの比重(12%)も低いことで割安感がある。日本のGDPがプラス成長を示せば、意外にも小型株指数は好パフォーマンスが期待できる。

 

 

10) 米貿易収支が黒字化

 

前回、米国の貿易収支が黒字だったのは、オイルショックの余波で米ドルが大きく下落した1975年。米ドルが弱まることで輸出が増加、既にその傾向は見られるが、そのモメンタムが継続することで2010年内には貿易黒字の月が1,2回の可能性も。

 

 

 

 

因みに2009年と2008年の結果は以下の通り。
2009年は悲観的過ぎたようだが、2008年はご覧の通り数々の予測が的中。

 

"Outrageous Claims for 2009"の結果 (12月半ば時点)

1) 原油安によりイランは深刻な社会不安に陥る
結果:X 深刻な社会不安とは言い難い

2) 世界景気後退により原油は25ドルへ(現在40ドル)
結果:X 原油は2月に47ドル台

3) 企業業績の悪化や企業調達コストの上昇で米S&P指数は500へ(現在890)
結果:X 3月に672まで下落後、上昇基調

4) EU(欧州連合)はいくつかの財政赤字にある加盟国を厳しく取り締まり、
イタリアはERM(欧州為替相場メカニズム)を完全脱退
結果:X

5) 商品価格の下落で豪経済は打撃を受け、AUDJPYは40円へ(現在62円)
結果:X 2月に55円53銭まで下落

6) EURUSDは一旦0.95まで下落後、1.3へ回復
結果:X 3月初旬に1.2455まで下落、その後は1.5まで回復

7) 主に米国等への輸出減が影響し、中国のGDPはゼロ成長率へ
結果:△ 米国への輸出は減少したが、GDPはプラス成長

8) EURとペッグ制か半ペッグ制を導入している東ヨーロッパの通貨は、
資本流出により苦境に立たされる
結果:△

9) 商品価格を代表するCRB指数は30%超下落し150へ(現在248)
結果:X 2月には200まで下落

10) 人民元へ初のペッグ制を導入するアジア通貨が現われる
結果:X 現れず

 

 

 

 

"Outrageous Claims for 2008"の結果

 

1) ロン・ポール氏 大統領当選
結果:X オバマ氏当選

2) S&P500指数、2007年高値より25%下落し1182へ
結果:○ 9月16日に1182まで下落し年末には903.25まで下落

3) EURSEK 9.4→8.8へ
結果:X 届かず 最安値は9.25近辺

4) USDSGD 1.4へ下落しその後1.6へ
結果:△ USDSGDは1.345まで下落後1.534が高値

5) EURHUF 275へ
結果:○ 高値285まで上昇

6) 米住宅建設大手10社中3社が倒産
結果:△ 倒産と行かずまでも業界全体が大苦戦

7) 中国株式市場、夏までに40%低下
結果:○ 5261.563 (2007年末) 6月末には2736.103 48%下落

8) 穀物価格が再度、倍へ
結果:X 倍には届かず

9) 原油価格は175ドルへ
結果:X 148ドル高値 7月

10) 英国マイナス成長率へ
結果:○ 英国の7-9月期の実質成長率はマイナス0.6%

 

 

 

 

来年1月には弊社の2010年見通しレポートも発表予定です。
乞うご期待!

 

 

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By admin0 on December 17, 2009 6:00 PM
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